愛知県豊橋市マンションリノベPJ②

法人オーナーより愛知県豊橋市の賃貸マンションの空室対策及び資産価値向上の為、21室のリノベーション工事を承りました。総戸数83室ある大型の賃貸マンションですが、前回施工の10室に加えて、今回施工の21室が終われば、ひとまず、この物件は空室に関して、全ての施工が完了したことになります。

こちらのオーナーからは関東圏等の施工も承っているのですが、弊社施工全ての物件において、リノベ後、即入居者決定という実績もあり、リピートでご依頼頂いております。

賃貸リノベの場合、弊社では、オーナーの意向や物件やエリアの特性、投資回収率等を加味し、ローコストかつマーケットから想定される入居者ニーズを踏まえた提案を心掛けているのですが、こちらのオーナーの場合、エキスパートユーザーかつ敏腕経営者で、事前に全てご自身の中で計算とロジックが通っており、私共の余計なご説明が一切不要でした。

前置きが長くなりましたが、この物件は築29年になるファミリータイプのマンションで、空室の多かった物件を収益物件として購入されたオーナーからのValue-up案件となります。この物件に限らず、この築年数の多くが、40平米そこそこの2DK（DK6帖/和室6畳/洋室6帖）だったり、50平米台の3DK(DK6帖or8帖/洋室6帖/和室6畳/和室4.5畳etc…）だったりします。新築当時は埋まっていたかもしれませんが、経年劣化による水廻りや室内状態だけでなく、今の時代、細々とした部屋は入居者様から受け入れられにくくなっています。こうした物件は水廻りの入れ替えのタイミングで、間取り変更を行い、コストを抑えながらのデザイン施工が必要となります。豊橋市は、愛知県の第2の都市として有名ですが、エリア的には郊外型となり、付近にはハウスメーカーが建てたオーソドックスな賃貸物件が数多く点在しており、賃料設定も割と安価な設定となっていたことから、ただ単に新しくするだけの施工では入居者となるお客様に長期に渡り受け入れられることは難しいものと考えました。前述の通り、賃料相場として安価なエリアになる為、リノベーションに掛けられる施工費も限られた中で、特徴を残す手法としては限られるのですが、検討した結果、採用したのは「土間プラン」です。「土間」は閉鎖的なマンション玄関に広がりを与えるだけでなく、サーフィンスポットの伊良湖からも近いこの物件の場合、入居者層として、サーファーの方々等も想定されることから、この土間にサーフボードやスノーボード、マンションで置き場所に困る趣味のアウトドアグッズ等のスペースとしても利用できると良いのではないかと考えました。

間取りとしては、リビング横の洋室との間仕切りに3枚引き込み戸を採用することで、開け放しにすれば、広々としたリビングスペースを確保できる1LDK・閉めれば、個室を確保できる2LDKとしてもレイアウト変更が可能な可変性を持たせました。新婚層からお子様一人のファミリー層を入居者ターゲットとし、室内の色目はお好みに合わせてお選び頂けるように複数バージョンを創らせて頂きました。

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