大阪市西淀川区新築マンションPJ

地主であるクライアントが長年底地として貸していた複数の土地の有効活用として、新築賃貸マンション建築のコンサルティング業務及び設計デザインのプロデュースPJです。

底地の上には元々連棟で5軒の建物が立ち並び、借地人の高齢化に伴い、徐々に「歯抜け状態」となりつつあった。また、建物の奥部分は空き地になっており、借地料も非常に安価だった為、地主は頭を悩ませており、ご相談を受けた。そこで、弊社の方で、一軒ずつ借地人をあたり、双方の意見を取りまとめ、パートナー弁護士の協力も頂くことで、円満に立ち退きが完了した。事前に建築時に必要となる土地の分筆手続を土地家屋調査士に対応頂き、残った隣地との協議も完了し、相続対策として、高齢者施設等とも比較検討の上、賃貸マンションを建築することとなった。

当計画地の容積率から検討すると、6階建も建築可能だった為、事業計画として有利な6階建の提案を行ったが、クライアントの意向により、エレベーターが不要となる4階建案を採用し、ワンルーム・ファミリータイプ・店舗等様々なプラン検討を行った。一般的に都心部では、ワンルーム・1Kのプランで戸数を増やすことで、利回り向上を狙うのがセオリーとされているが、長期的視点とワンルーム供給過多となっている近隣マーケット調査と、収支計画のバランスを踏まえ、結果、当物件は1DK,1LDK,2LDK併用のプランとすることとした。

建築工事については、弊社の方で設計段階より参画し、プラン検討及び工程のマネジメントを行い、無事、竣工した。尚、ファイナンスについてはメガバンクとの調整及び金利交渉を行ったことで低金利での賃貸経営を実現している。

竣工後は、物件名及びロゴ案の検討からリーシング業務（入居者募集）及び物件管理を行い、即時、満室経営となっている。